テーマ別体験談

仕事と大学院を両立するための工夫

金銭面では受講費用の一部が支給される(地域マネジメント研究科が対象となっている)教育訓練給付制度を活用しました。また、会社の協力で時間の融通をきかせてもらっています。卒業するためには自分のやりたいことだけでなく、あまり触れないジャンルの授業も選択することで、ほぼ1年で修了に必要な単位をとることができました。

(地域マネジメント研究科)

息子が高校1年生のタイミングで私も大学院に入学しました。子どもと話をして、研究で忙しい時期は宅配サービスでご飯を食べてもらっていました。家で集中できないときは、24時間入れる大学のラウンジや自習室があるので、そういった設備がこの香川大学大学院にあるのが助かりました。

(地域マネジメント研究科)

現場の仕事量が減ったわけではないのですが、時間のメリハリをつけるようになりました。仕事が終わってからの授業になりますので、1日の段取りを今まで以上にメリハリをつけるようになりました。仕事と学生というところを上手く切り替えることで、自分も仕事にもいい影響が出ていると思っています。

(医学系研究科)

隙間時間でレポートや課題をこなしていくのですが、そこには本当に家族の理解が必要で、みんなに助けてもらいながらやっているということはあります。また、一緒に学んでいる人たちと声を掛け合いながら、そういうことに取り組んでいっているというところですね。

(教育学研究科)

学校現場に戻るとそちらが中心になりますが、私が勉強していたのは教育とか授業についてなので、こういう研究をしたので、こういう活動を取り入れてみようというのを、日々の中でうまく絡めることが必要かなと思っています。それにはやっぱり考える時間が必要なので長期休暇、それからちょっと空いた時にそういった時間を持つことがコツかなと思っています。また、大学院で知り合った方とLINEを交換しながら、どこまで進んでいるということをお互い励まし合いながら進めますので、その点に関してはすごく助かって励みになっていると思います。

(教育学研究科)

授業の選択について、オンライン授業やオンデマンド授業が結構あるので、大学に来なくても受けられる授業や、就業時間後に受けられる授業を極力選択しました。例えばオンデマンド授業ですと、時間に制限がないので、ある程度家庭の家事が片付いた後や、みんなが寝た後にオンデマンド授業を受けて、時間の配分をうまく取りました。極力仕事や家庭に支障が出ないようにということに気をつけました。

(創発科学研究科)

仕事と大学院を両立するために勤務先に相談し、在宅勤務やリモートワークを取り入れることで研究時間を確保しています。また、担当業務を減らしてもらい、税理士としての業務量を調整する工夫もしています。長期履修制度は選択せず、子どもが就職して子育てが一段落したタイミングで大学院に入学しました。家庭面では夫の協力もあり、現在は大きな負担を感じずに学業に集中できる環境を整えています。

(創発科学研究科)

仕事と大学院を両立するために、長期履修制度を活用しています。通常の2年間では難しいため、3年間の履修計画を立て、最大で4年まで延長可能な制度を利用して、学習と仕事の時間を調整しています。また、法学部の資料室で税務に関する書籍や雑誌を利用できるため、研究が効率的に進められています。

(創発科学研究科)

仕事と大学院を両立するために、大学院修学休業制度を活用しています。この制度では、2年間研究に専念できる時間が与えられ、元の職場に戻れるので安心して研究に集中できます。また、休業中は代替の方が配置されるため、職場の負担も少なく、制度を利用しやすいと感じています。ただし、雇用保険や社会保険料の自己負担があるため、経済的な負担もありますが、研究に集中できる環境は大きな魅力です。

(農学研究科)

殆どの国立大学法人には障がい学生への支援体制が整備されています。一方で障がいを抱えながら碩学を身に着けるための仕事との両立では、通学・通勤に課題があり、障がい者への合理的配慮の義務化前は、公共交通機関の制約により大変不便でした。この課題を指導教員とともに改善を働きかけたことで、地域連携が密になり活動環境が整いました。学究の徒として地域社会で過ごした活動は、結果的に交通弱者の課題改善にも貢献できたことが、大変興味深かった。真の意味で多様性が受け入れられる社会の実現には、誰しもが現実感をもって変わり、学び続けることで生きる覚悟に繋がることを知れた。

(農学研究科)