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創発科学研究科 修士課程
創発科学専攻(工学系領域)
2023年度 入学
よろしくお願いします!まず最初に、普段の仕事について教えてください。どんなお仕事をされているのでしょうか?
普段は、原子力発電所の土木構造物の劣化評価、対策工事関係の計画検討を担当しています。発電所関連の計画に関わることが多いですね。
なるほど、そういったお仕事をされているんですね。では、大学院に進学された経緯についてお伺いします。上司からお勧めされたとお聞きしましたが、どういった流れで進学を決めたのでしょうか?
大学に進学すること自体は以前から興味がありましたが、正直仕事との両立は難しいと思っていました。ただ、転勤で高松に来た際、上司から「大学院に進学してみないか」と勧められたため、喜んで「はい」と答えて進学を決めました。
上司から話を聞いてから入学まで、どれくらいの時間がありましたか?
ちょうど入学から1年前の春に話をいただき、受験の志願をして、面接を経て、翌年の4月に入学しました。
選抜などはあったのでしょうか?他の方も応募していたのですか?
個別にお話をいただいた形です。業務の都合で他の方が辞退されたこともあったようで、結果的に私に話が来たと聞いております。
運も良かったんですね。進学にあたって、家庭の事情やその他の悩みはありませんでしたか?
やはり家庭との両立が一番大変でした。子供が小さく、家族に負担をかけたくないという思いが強かったですね。でも、授業の選択を工夫したり、時間配分に気をつけてやりくりしました。
今はどのような研究をされているのでしょうか?
現在、鉄筋コンクリート構造物の塩害劣化予測をテーマに研究しています。火力・原子力発電所は、冷却水が必要であるため海沿いに建設されています。そのため、塩害劣化が進みやすいという問題があるんです。それを予測するための研究をしています。
研究の内容が業務とも密接に関連しているんですね。大学院で学ぶ魅力について、どんなことがありましたか?
他の分野の方々と交流できる点が魅力的です。共通科目を通じて、自分とは違う分野の方々の発想や問題意識を共有できるのは刺激になりますね。また、指導教員のつながりでタイのチェンマイ大学で発表する機会もありました。
それはすごいですね!海外で発表されたとのことですが、どんな場で発表されたのでしょうか?
はい、タイのチェンマイ大学で、コンクリート研究をしている学生たちの前で発表しました。指導教員の先生がその大学の先生と交流があり、研究者同士の技術発展を目指す場として参加したんです。
海外での研究交流という貴重な経験ができたんですね。社会人として大学院に進学するメリットについてはどう感じていますか?
自分が足りない知識や、業務に必要なスキルを明確にして、それを伸ばすために大学院に進学するのは非常に有意義だと思います。社会人学生として、時間の使い方や目的をはっきりさせることで、全ての勉強が実務に直結する形になります。
確かに、無駄なく学びを活かすことができるのですね。最後に、これから大学院進学を考えている社会人の方々にメッセージをお願いします。
社会人として大学院に進学する最大のメリットは、自分に不足している知識やスキルを自分のペースで学べることです。業務に必要なものを意識して学べるので、非常に効率的に学習が進められます。自分のキャリアアップにも繋がりますので、ぜひ挑戦してみてください。