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創発科学研究科 修士課程
創発科学専攻 (経済学系領域)
2023年度 入学
まずは、お仕事についてお伺いしたいと思います。普段、どんなお仕事をされているのでしょうか?
私は銀行で広報のお仕事を担当していて、社内向けの動画制作を担当しています。具体的には、銀行での新しい取り組みやイベント、新サービスの紹介などを、1本の動画にまとめて毎週配信しています。動画の撮影やナレーション、構成なども自分で行っています。
動画の制作は大変そうですね!次に、大学院への進学についてお聞きしたいのですが、どのようなきっかけで進学を考え始めたのでしょうか?
実は、2年ほど前に偶然、在学時の恩師に道端で再会したんです。その時、先生から「大学の授業を見においでよ」と誘われて、改めて学び直したいという気持ちが湧いてきました。それで大学院進学を意識するようになりました。
なるほど、香川大学の卒業生ということですね。学部時代と大学院で学んだ内容は、同じマーケティング関連でしたか?
はい、学部時代もマーケティングを学んでいました。今の仕事でもマーケティングの知識を活かして、どうすれば効果的にメッセージを伝えられるかを考えながら動画を作っています。しかし、仕事を通じてもっと効率的な方法や深い知識を得たいと思うようになり、再び学びたくなったんです。
進学の決断がすぐにできたんですね。実際に大学院に入学するまでの流れはどうでしたか?
はい、結構スムーズに進みました。恩師に背中を押してもらい、家族も応援してくれたので、すぐに決めることができました。
仕事の内容と大学院での学びが一貫しているということですね。では、大学院での研究内容について少し教えていただけますか?
現在、私は「インターナルマーケティング」という分野を研究しています。これは、顧客向けのマーケティング手法を組織内部に適用する考え方で、私が今行っている社内向けの動画配信と親和性が高いんです。社内コミュニケーションがうまく取れている企業にインタビューし、その理論を整理している段階です。
研究内容はとても実務に直結しているんですね。今後、その知識をどのようにお仕事に活かしたいと考えていますか?
私の研究では、組織の目標やビジョンが従業員にうまく伝わらないという問題を解決する方法を模索しています。インターナルマーケティングを活かして、どうすれば従業員に効果的に浸透させることができるかを考えています。これが、今後の仕事にも役立てられたら嬉しいです。
大学院で学ぶ魅力についてもお聞きしたいです。特に役立った授業や印象的な出来事があれば教えてください。
大学院に入って本を読む時間が増えたことが一番大きかったです。普段の仕事ではなかなか本を読む時間が取れないのですが、研究のために読書をすることで知識が整理され、先生や他の学生との議論も活発になり、学びが深まりました。また、先生から業界の専門家を紹介していただくことがあり、普段は会えないような方々と話す機会が増えたことも大きな魅力です。
具体的にどのような方々と出会ったのでしょうか?
インターナルマーケティングの研究をしているので、社内コミュニケーションに成功している企業の担当者や、社員向けの目標浸透をサポートするコンサルタントの方々にインタビューをしました。これらの経験が、私の研究にも大いに役立っています。
では、大学院で学びながら両立するために、どのような工夫をしていますか?
まず、家族や先生に早めに事情を相談して協力を得ることが大切だと感じています。大学の施設では、先生の研究室を開放してもらって、そこで集中的に研究に取り組んだり、他の学生と議論したりしています。このように、サポートを受けながら自分のペースで進められる環境が助かっています。
そのサポート体制がしっかり整っている点も大きなメリットですね。最後に、これから大学院を検討している方々に一言お願いします。
私は器用ではないのですが、それでも何とかやっていけているので、もし迷っているなら、挑戦してみる価値はあると思います。大学院で学ぶことで新しい視野が広がり、成長できると思いますよ!
素晴らしいお言葉ですね!今日は貴重なお話をありがとうございました。