サイト内検索
文字の大きさ
創発科学研究科 博士前期課程
創発科学専攻(法学系領域)
2024年度 入学
本日はお時間いただきありがとうございます。まずは、普段どんなお仕事をされているか教えていただけますか?
はい、普段は公務員として税金に関する仕事をしています。具体的には、税金が滞納になった場合に徴収する業務を担当しています。
なるほど、税金に関わるお仕事ですね。では、現在大学院に通われているということですが、どのような理由で進学を考え始めたのでしょうか?
公務員になった後、法律に基づいて業務を行うことが大切だと感じ、法律の知識をさらに深めたいと思いました。それがきっかけで数年前から香川大学の大学院に進学しようと考え始めました。
進学を考え始めたのは数年前とのことですが、何か時間がかかった理由があれば教えてください。
転勤がある仕事なので、香川県にいなかったのが一番の理由です。転勤で香川県に異動し、ようやく通学できる環境になったので、そのタイミングで進学を決めました。
ありがとうございます。現在、大学院でどんな専攻をされているのか教えていただけますか?
私は税法を研究しています。主として判例を題材に、法律の解釈を論理的に考察する内容が中心です。
学部時代は経済学部にいらっしゃったとのことですが、法学への専攻変更にはどのような理由があったのでしょうか?また、苦労されたことがあれば教えてください。
税理士になりたいという思いがあったので、経済学部を選んで、会計学を学びました。しかし、学び方や法律の読み方に慣れるまでが大変でした。入学後はそのギャップを埋めるために勉強を重ねました。
法律の学び方に苦労されたんですね。それでも大学院での学びには魅力を感じていると思いますが、特に印象に残っている授業やイベントはありますか?
一番の魅力は、指導教員の青木先生が、過去に法律改正にも携わっていた税法の専門家の教授であることです。青木先生の指導のもとで研究ができるのはとても貴重な経験です。
それは素晴らしいですね。他にも、大学院に進学して良かった点はありますか?
はい、香川大学大学院に進学することで、税理士試験に関する科目が一部免除されるというメリットもあります。法学系領域で税法に関する論文を出版することで、一定の要件が満たされ、税理士試験の一部が免除されます。
それは大きな利点ですね。社会人として両立は大変かと思いますが、どのように工夫していらっしゃいますか?
大学院の長期履修制度を利用しています。この制度を使うと、通常2年間で修了するところを3年間等で履修できるので、仕事との両立がしやすくなります。カリキュラムを均等に組むことで、学業と仕事を両立させています。
長期履修制度は社会人にはありがたいですね。その他に大学の施設で役立っているものがあれば教えてください。
法学部には資料室があり、税務に関する書籍や雑誌、ケーススタディが豊富に揃っているので、研究に非常に役立っています。
そういった施設も学びに役立つのですね。では、これから大学院に進学を考えている方に向けて、一言お願いします。
私は「今しか学べる時間がない」と思って、なるべく勉強をしたいという気持ちで進学を決めました。もし、少しでもそういった気持ちがあれば、大学側が用意している制度を活用し、仕事と学びの両立を図ることができます。ぜひ挑戦してほしいと思います。
ありがとうございます。香川大学の大学院を選んだ理由についてもお聞きしてもよろしいでしょうか?
主な理由は、指導教員の青木先生がいらっしゃることです。さらに、自分が香川大学の卒業生であり、大学の施設や学生生活が具体的にイメージしやすかったことも大きな要因でした。
なるほど、先生との出会いや卒業生ということも大きな要素だったのですね。今日はお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。